「『見て覚えろ』しかなかった教育に、教科書ができました」
大阪府の塗装工事業(従業員20名)。「見て覚えろ」のOJT頼みだった技能教育を、ベテランの技を収めた動画ライブラリと習熟度チェックで仕組み化しました。
SUMMARY導入前の課題
技能教育がOJT頼みで、教える人によって内容がバラバラ。若手の成長スピードに差が出ていた。
実施した施策
ベテランの作業を動画・手順書としてライブラリ化し、習熟度チェックと組み合わせた教育システムを構築。
導入後の変化
若手がいつでも標準手順を確認でき、教える側の負担も軽減。教育の質が均一化した。
教え方がバラバラ
導入前の教育はどんな状態でしたか?
完全にOJT頼みでした。教える先輩によって内容もレベルもバラバラで、若手の成長スピードに差が出る。「見て覚えろ」と言いながら、見せる機会すら現場次第という状態でした。
導入のきっかけ
教育の仕組み化を決めた理由は?
塗装は技能の世界です。ベテランの技術を残さないまま世代交代が進めば、会社の品質そのものが落ちる。技術を「人に付いたもの」から「会社に残るもの」に変えたいと考えました。
取り組んだこと
どのような教育システムですか?
ベテランの作業を動画に収め、手順書とセットでライブラリ化しました。若手はいつでもスマホで標準手順を確認できます。さらに習熟度チェックと組み合わせて、どこまでできるようになったかを見える化しました。
起きた変化
導入後の変化を教えてください。
「見て覚えろ」しかなかった教育に、教科書ができました。若手は現場の合間や移動中に動画で予習・復習ができ、独り立ちまでの道筋が明確になりました。
教える側も、基本は動画に任せて、実地では要点の指導に集中できる。教育の質が人によってぶれなくなりました。
今後の展望
今後の展望をお聞かせください。
ライブラリを増やして、会社の技術目録に育てたいです。「人が育つ仕組みがある会社」は、採用でも定着でも強いと実感しています。
教育の属人化を解消し、若手の独り立ちを後押し。
※ 本記事は、当社の建設業界向け開発実績をもとに、編集部が事例として再構成したものです。企業が特定されないよう、社名は伏せて掲載しています。